【UTMF】UTMF2019、A3本栖湖でリタイア…
UTMF 2019
リタイアしたので書く気が起きないけれど、
ブログを書いている以上は、
良い事もダメだったこともしっかり記録しておくのも大事かなと思い、
一部始終をまとめてみようと思います。
(乗り気がせんよ…)
朝から暗雲が立ち込める
レース当日は朝7時から雨が降り始める。
知り合いからは「すぐに止む!」と聞いていたのですが、
スタート直前までずーっと雨は止まず。
選手更衣室は人でいっぱい
本来なら会場周辺の原っぱでスタート直前までゴロ寝するつもりだったけれど、
雨宿りで睡眠出来る場所や時間などは無し、
夜はなかなか寝付けなくて、
この日の睡眠時間は4時間だけでした。
スタート1時間前
スタート直前に雨が止むが、
走り出してすぐに再び雨が降り出す、
以後、次の日の朝7時ごろまでずーっと降り続ける。
スタート直後の林道は「おんたけの林道地獄」を思わせるような非常に飽きるコース(約30km)、
走れる区間なので、周囲のペースに飲まれないように気をつけてはいたが、
完全に飲まれていました。
鉄塔地獄の渋滞時に神戸在住の知り合いのランナーにお会いする(女性)。
2年ぶりかな?
久しぶりの再会だったので渋滞中は喋りまくっていて、
渋滞待ち時間はあまり苦にはなりませんでした。
A1富士宮では暴走気味の気持ちを抑えるため少し長く滞在する。
A1富士宮~A2麓までは天子山塊を通る厳しい区間、
試走もしていないしコース概要はさっぱりわからん状態です。
過去に出場したことがある選手から、
天子山塊についての話は聞いてはいましたが、
お話のとおり非常に面倒臭い区間でした。
長者ヶ岳でスタッフからライトを装着するように指示を受ける、
天狗山の手前からライト点灯、
常に周囲に選手がたくさんいるので寂しくはなかった。
熊森山の手前で大渋滞発生!
急斜面の登りにも関わらず、
トレイルはドロドロのヌルヌル状態、
何回か足を滑らせてずり落ちました。
熊森山の下りも同じようにドロドロトレイル、
田んぼ状態+急斜面なので非常に危なく怖かった。
トレランシューズのグリップやブレーキなんて全然効かず、
滑って転げ落ちないように慎重に下りました。
熊森山を無事下山後、A2麓までのロードなのですが非常に長かったぁ…、
UTMFは彩の国と違って走れるところが多く非常に面倒、
雨は止まないし、夜になってからどんどん冷え込んできて、
走っていても寒さを感じ始めてきました。
なんだかんだでA2麓にようやく到着!
既にお疲れ状態、1月下旬から病気になって以降、
トレーニングをサボりまくっていたおかげで、
体力・足の筋力・気持ちがすっかりダメになっていることをリアルに感じる。
A2麓では腹はあまり減っていなかったけれど無理矢理食べる。
夢中で食べていたら汗冷えを起こしてしまい、
体が急激に震え始め、かなりヤバめの低体温症が出始める。
この時点で自分のレース終了は「もうすぐかな?」と感じる。
A2麓にはありがたいことに焚火があり、
濡れた衣服、シューズ、グローブ等を乾かす。
いい感じで乾いたところでウェアを着たら、
やはり震えが止まらなかったので、
レギューレーションにある長袖、ロングタイツ、トレントフライヤー上下を着込む、
少しは震えは治まったが、
もう着替えはA4精進湖までないので、
A3本栖湖で再び震えが発生するようなことがあればリタイアすることを決意する
A2麓を出発するも、
体を温める為ゆっくり歩きながら進む、
皮肉にもどんどん雨は強くなり体はなかなか温まらず、
竜ヶ岳の登りも思った以上にしんどく感じる、
立ち止まって休みたいが、止まったら低体温症をぶり返しそうだったので、
止まらずに遅々たるペースで進む。
ようやく到着した竜ヶ岳山頂は防風・大雨でこの日一番の極寒、
長袖+トレントフライヤーでも極寒を感じました。
速攻で下山開始!
すんなり下れるかと思いきや、
竜ヶ岳の下りはとてつもなく酷かった!
熊森山以上のドロドロトレイル再来、
「田んぼ」なのか「沼」というべきか…、
とにかく危なく酷い下りでした。
酷い下りだったけれど、
それよりも竜ヶ岳の登山道がボコボコの荒れ放題になったことは必至だろう、
約2,000人ちょっとがあの下りを通ったと思うと、
相当、登山道は崩壊したのではないかと思います。
まさか放置?ってことはないと思うが…
本栖湖までなんとか降りてきましたが、
雨、寒さ、ドロドロトレイルの下りで変に神経を使ったせいなのか、
急激に睡魔が発生する、
しかも、雨も強く、冷たい風まで出ていました。
A3本栖湖までのロードはフラフラしながら歩く、
なんとか到着し補給をしますが、
眠気と寒さは相変わらず抜けず…。
仮眠室で1時間ほど寝て見ましたが、
全く改善の余地はなかったのでリタイアを決めました。
山中で凍えて動けなくなったもねぇ、
適切な判断だったかなと思っています。
反省
1月下旬から調子を崩してから3月半ばまで回復になかったのは痛かった、
療養中に少しでもと思い走ってみるも、
すぐに体調不良を繰り返す始末、
一向に治らない体調にヤル気を無くす。
ヤサグレた状態で挑んだ「UTMF」はやはり厳しかったです。
全く走り込みが出来なかったので、
正直、スタート前から「ゴールまで走り切れる」というイメージは全然思い描けなかった、
しかし、
体力温存で46時間をフルに使えば勝機が見えて来るかも?
なんて思いましたが、
ずーっと雨と極寒で「厳しいレース」となり、
想定以上の速さでリタイすることとなりました。
後日「UTMF2019について」思っていることを改めて書くつもりですが、
やっぱりこのレースは良い大会とは言えないかなぁ、
今回の気象については自然相手なので文句の言いようはないが、
それ以上に運営・選手自身・コースなど走ってみて色々と感じました。
3~4年後もUTMFは存在できるのか?
今後も同じような考えで運営するようであれば厳しいと思う。